「今ここに
笑顔で生きる一筆会」
の設立に際して
日本では社会の高齢化が進み、多く諸問題を抱え、努力・奔走されている中「今ここに笑顔で生きる一筆会」は、高齢者の方々に日本の伝統文化である「書」を楽しんでもらい、生き甲斐を与えることを目的として発足されます。生活の中に書道を取り込み、その成果を紙上展で発表、最終的には大きな公募展に出品して頂く、この企画が育てば、元気で健康な高齢者が増え、これからの百歳時代に向けて大変有意義な取り組みに繋がります。
産経新聞社は「健康で楽しく豊かに生きる」ために百歳時代プロジェクトに取り組んでいます。書道についていえば、手を動かして書くことは「健康」に繋がり、皆で取り組むことは「楽しみ」となります。そして、書道は日本の伝統文化という点で「豊かさ」につながります。
産経新聞社、産経国際書会は、「一筆会」の趣旨に賛同し、紙上展の開催にご協力をさせていただきたいと考えています。産経国際書会は昭和五十九年に発足し、日本の書道文化の発展を目指して活動してきました。昨今、書道人口が減少しておりますが、「一筆会」の活動により書道に親しむ高齢者が増え、高齢者のライフワークが光り輝くものになることを望みます。
産経新聞社 事業本部長 / 産経国際書会 会長代行
伊藤 富博